お電話での無料相談 0120-917-974 24時間365日受付 かんたん30秒入力 メールで無料査定
×

● コラム ●

もんちゃんの現場日誌

特定空き家に認定された遠方の実家、解体250万円の前に見つかった買い手|阪口の現場日誌 No.2

2026年10月23日

こんにちは、営業の阪口(もんちゃん)です。
今回は、遠く離れたご実家の空き家に悩まれていたAさんのお話です。

■「もう、解体するしかないんでしょうか」

ご相談くださったのは、40代の男性、Aさん。長男として、遠方の過疎地にあるご実家を相続されました。

使う予定もないため、地元の不動産会社に売却をお願いしていましたが、そもそも需要がなく、まったく動きがありません。そうしているうちに、行政から「特定空き家」に認定されてしまいました。

このままでは固定資産税が上がってしまう。解体の見積もりを取ると、250万円。

持っているだけで負担になってしまった家について、「もう解体するしかないんでしょうか。なんとかしてほしい」とご相談をいただきました。

■ まずは、電話から

物件は遠隔地。現地に行くだけでも費用がかかります。

解決できるかどうかも分からない段階で、お客様に日当をご負担いただくことはしたくありませんでした。手を抜くということではありません。お客様の費用負担をできるだけ減らしながら、解決の道を探したいという思いからです。

そこで今回は、電話で現地に協力してくださる方を探すことにしました。

実は、こういう案件はチャンスでもあります。遠く離れた地域の方とつながる、きっかけになるからです。

■ 自分ごとのように考えてくれた人たち

たまたまなのか、地域柄なのか。電話でお願いした方々は、皆さん本当に気さくな方ばかりでした。

わざわざ現地まで足を運んでくださったり、アドバイスをくださったり。皆さん、まるで自分ごとのように考えてくださいました。

その中で、Bさんが「なんとかします」と、買取のご提案をくださいました。

Aさんにお伝えすると、
「長男だから責任を持って相続したけれど、こんなに大きな負担になるとは思っていなかった。解体費用が少しでも安くなれば、くらいに思っていたのに、まさか引き取ってくれる方が見つかるなんて」
と、とても喜んでくださいました。

■ 役所への電話で分かったこと

Bさんの買取の条件は、解体の助成金が下りること。

ただ、このときはすでに年度末。今年度の助成金の枠は残っていませんでした。

来年度の枠数と申請できる時期を確認しようと役所に電話すると、物件の場所を聞かれました。お答えすると、返ってきたのは意外な言葉でした。

「その物件なら、もうBさんから聞いていて、来年度の助成金の枠で打ち合わせしていますよ。Bさんに任せておけば大丈夫です」

役所の方からも頼りにされている、そんな方だったんです。

■ キラキラシールが当たった日のように

小学生のころ、30円を握りしめて駄菓子屋に通っていました。お目当ては、シール付きのウエハースチョコ。

箱買いなんてできませんから、パッケージの側面を見比べて、「赤がいい」「いや、今週は黄色がいいらしい」と真剣に選んでいました。お小遣いの中で、いったい何を根拠に選んでいたのか、今ではまったく思い出せません。

それでも、キラキラシールが当たったときのあの気持ちは覚えています。Bさんと出会えたとき、まさにそれと同じ気持ちになりました。

■ おわりに

その後、無事に助成金の枠を獲得し、決済を迎えることができました。

Aさんに喜んでいただけたこと、そしてBさんと出会わせてくれたこの物件に、心から感謝しています。

「遠いから」「需要がないから」とあきらめかけている空き家も、まずは一度ご相談ください。

執筆者プロフィール

阪口 友明(さかぐち ともあき)

マークスライフ株式会社 不動産センター室長 /宅地建物取引士

阪口 友明(さかぐち ともあき)

マークスライフ株式会社で、関西地方を中心に買取再販・売買仲介を担当。年間150件以上の売却・仲介を成約(2026年度実績)。

前職の株式会社セブン-イレブン・ジャパンでは、経営コンサルタント、店舗開発及び店舗管理を19年経験。出店立地や商圏を分析してきた経験から、関西各地の地理や地域特性に詳しい。

 

42歳になり、今までの仕事人生を振り返る。自分がやりたい仕事をしようと、宅地建物取引士の資格を活用し、空き家や相続などの住まいの社会課題の解決に取り組もうと転身を決意。『世のために。人のために。』を企業理念に掲げるマークスライフ株式会社の未来と自分の未来が重なり2023年に入社することとなる。

「世のために、人のために、ありがとうのために、」を大切にし、これまでの仕事や自身の体験を通じて得たリアルな経験をもとに、

不動産や暮らしに関する記事を執筆している。

ニックネームは”もんちゃん”

 

専門分野
主に関西エリアの不動産の空き家・相続不動産/山林・田畑や他社で断られた不動産など難しい物件を得意としている

保有資格
宅地建物取引士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、日商簿記検定2級、一種外務員資格、高等学校教諭一種免許状(理科)他多数