マークスライフ、長野県上田市より「空家等管理活用支援法人」に指定~空き家問題解決と地域再生を加速~

空き家の再生と持続可能な社会の実現を目指すマークスライフ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:花原浩二、以下「当社」)は、長野県上田市より「空家等管理活用支援法人」として正式に指定されました。
これにより、当社は上田市内における空き家の適正な管理や利活用を支援し、地域の住環境改善および空き家対策の推進に一層貢献してまいります。
◆背景と目的
全国的に空き家問題が深刻化する中、空き家の適正な管理や利活用は、地域経済や不動産市場にとって喫緊の課題です。長野県は約20万7000戸が空き家となり、空き家率は全国6位の20%に達するなど、その状況は看過できません。
上田市は、歴史ある街並みや魅力的な地域コミュニティを持つ一方で、空き家の増加が景観や資産価値、さらには安全面にも影響を及ぼしています。当社は、こうした上田市の現状に、空き家再生を通じて地域価値を高める大きな可能性を感じておりました。
このような背景から、当社は上田市が策定した「上田市空家等対策計画」および「空家等管理活用支援法人」制度の趣旨に強く共感いたしました。民間企業としてのスピード感と専門ノウハウを活かし、上田市と共に空き家問題の解決に貢献したいという強い思いから、このたび連携に至りました。
◆当社の強みを生かした空き家対策を提供
当社は、再建築不可や遠方の田畑などを扱う「負動産救命センター」や心理的瑕疵により価値が下がってしまったいわゆる事故物件を扱う「成仏不動産」などのサービスを展開し、他社が敬遠しがちな物件にも向き合い、独自のノウハウと専門チームにより、再生・利活用を実現してまいりました。
「どんな相談でも断らない」を信条のもと、不動産が抱える多様な課題を解決してきた当社は、空き家の管理や利活用においても現場視点と確かな実績を持ち合わせております。
今後は、指定法人として、所有者への相談対応から適切な管理・流通・そして利活用までをワンストップで支援し、空き家を「地域の資源」として再生する取り組みを本格化させてまいります。
◆行政と民間で目指す地域再生
このたびの指定を機に当社は、上田市と連携し、空き家の適正管理体制の構築、利活用の促進、そして地域の防災・防犯・景観向上に貢献してまいります。
行政の方針に基づきながらも、民間ならではのスピード感と提案力を最大限に生かすことで、上田市における持続可能な地域再生の実現を目指してまいります。
◆今後の展望
当社は、今回の指定を契機に、上田市をはじめとする地域社会との連携を一層強化し、空き家の新たな可能性を切り拓いていく所存です。
今後は、地域の実情に即した空き家活用モデルの構築に取り組むとともに、自治体・地域住民・専門家・関係団体との連携を通じて、空き家を「地域づくりの起点」とする事業を展開してまいります。
また、長野県内を含む他自治体への取り組みの水平展開も視野に入れ、空き家対策における実効性の高いパートナーとしての役割を担っていきたいと考えております。
「不動産の可能性を追求し、世の中の困りごとを解決する」──そのビジョンを胸に、空き家がもたらす社会的課題を価値に変える取り組みを、これからも誠実に積み重ねてまいります。