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コラム - 事故物件買取・売却

Part 3/3 全ては自身の今後と残される人の為に

2024年6月2日

終活とは

最初に、終活とは「人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ、今をより良く自分らしく生きる活動」とご紹介しましたが、今までお話したような「眼に見える」ものごとを考えるだけでなく「眼に見えない」人との関係などを見つめなおす事も重要です。

 

家族とのコミュニケーションや会っておきたい友人、それだけでなくまだまだこれから先の事を考えて新しい友人作りなど、将来へ向けてあらゆることを考え、準備してトライしていくことが非常に重要です。

 

それぞれの相談はプロへ

 

「遺産」とか「相続」というと、弁護士などへの相談等ハードルが高いものと思ってしまいますが、いきなりそういった専門家に相談しなくても最近の終活ブームによって公的なものから簡単なコミュニティや地域のセミナーなど、気軽に話せる場所は増えています。
ただそこから一歩進むとなると、きちんとした専門家に相談する事をお勧めします。
第二回で述べた相続税のことなどは、やはり専門の弁護士や税理士に相談するのがベストですし、不動産の事は不動産の専門家へ相談するのが最適です。
例え親しい友人や知人でも、どこかで聞いてきた、ネットやニュースで見たという程度の情報で考える事は避けるのがよいかと思います。
法律も常に改正されますし、物の価値は常に流動的で数年前にはこれぐらい価値があったけど現在ではそれが変化している事が多く、将来においてはさらにそれらの増減はだれにもわかりません。
定期的にそれらの価値を確かめて、自分の人生設計のなかでこのまま維持し残すのか、今処分してこれからの人生に活かすのかを考えるのは非常に良い事です。

 

また動産の処理に関して言えば、遺品整理やお片付けの業者はたくさんありますが彼らは買取のプロではありません。
本当は100万円の価値があるものでも、お片付けの業者に頼んだらその何分の一にしかならないことありますので、是非貴金属やブランド品、時計、骨董品などの動産は、私たち買取のプロにご相談ください。
最近ではお客様の中にも「今は売るつもりはないですが」と、ご相談だけに来られる方も増えています。
弊社の場合は、店頭の査定士が終活カウンセラーの資格を持っている者も多いので、是非お気軽にご相談ください。
相談、見積は無料で全ての店舗で可能です。
またお店に出向くのはちょっと、という方にはご自宅まで専門査定士がお伺いする出張買取や、遠方の方は梱包資材など全て無料で送料もかからない宅配買取なども便利です。
単純に買取価格をたずねたいときはお電話での相談や、写真を撮ってスマホのLINEアプリで送ればすぐにおおよその買取価格がわかるLINE査定なども気軽に使え。
また出張買取・宅配買取、お電話相談にLINE査定も全て無料でご相談いただけ、もしも途中キャンセルになっても費用は一切発生いたしません

 

前回にも書きましたがあくまで動産の価値は「購入時の金額」は関係ありません
金などのように現在は購入時より何倍にもなっているものもありますし、宝石類などは購入時期にもよりますが購入価格の数分の一になる事が普通です。
これは宝石の販売価格が複雑なこともありますし、宝石は数少ない「段が高いほど良いとされる商品」であることも実際の価値との乖離を生んでいます。
さらには時代の流行というのも重要でミンクなどの毛皮類は現在においては軽量、安価で性能のよい素材の開発だけでなく動物愛護等の流れもあって市場での価値は下がっています
また着物などは現在においても新品で仕立てる時は非常に高額ですが、中古を利用する需要の減少により買取価格は非常に低くなっています。

 

こういったように自分が記憶している購入価格や希望などに関係なく物の価値は変動します。
そういったことを知っておくことで処分するよりもそれらを使ってくれる人に譲ることなども検討できるためにも今の価値を知る事は大切な事です。

 

まだまだ続く人生を考えて

 

どうしても終活というと暗いイメージがありますが「死ぬまでにしたい100のこと」という言葉を聞いた事はありますか?
「バケットリスト」とも呼ばれ小さなことから大きなことまで100という数に囚われず書き出し、それを実行していこうというのが最近周知されてきました。
これは2007年に「最高の人生の見つけ方」という映画のテーマになり世界中で大反響を呼びました。

 

「〇〇の△△を食べる」といった小さなことから「もう一度思い出の地へ旅行する」や、まさに映画のように「スカイダイビングに挑戦」などアクティブな事からギターを弾けるようになるとか、〇〇ができるようになるという長いスパンの事、有名人に会うなどすぐに実現できることからなかなかかないそうにない事まで、色々書き出して「それを達成するにはどうしたらいいか?」と考えだすとまだまだこの先の時間は足りないかもしれません。
そういった事を考える中で現在の自分の状況を把握し、これらを叶えるためにどうしようかと考える中で今必要な物、将来に残すものを考え必要がない物を売って現金にしてそれらを叶える原資にするというのも生前整理のひとつです。

 

私たちのお客様の中にも、若い時に買った金を売って孫の学資にしたり、もうサラリーマンを引退して要がなくなったので時計を売って奥様と旅行したりという方が増えてきました。
たんなる物の売り買いでなくそういったお話を嬉しそうにお話するお客様との会話も私達には非常に楽しく、自分の将来を考えるいい勉強になります。

 

こういったバケットリストは第一回でもご紹介した「エンディングノート」にもそれに近い項目があったりしますが、専門のノートも売っていますので是非「楽しく自分の将来を見据えるためにもご活用ください。

 

終活を学ぶ

 

今までお話ししてきたことは何も難しい事ではありません。
また詳しく学んでみたいと思ったらインターネットで「終活」と検索するとたくさんの情報が存在しますし、私が属しているような「終活カウンセラー協会」を筆頭にたくさんの団体があり、セミナーや勉強会をおこなっています。
また銀行やお寺、仏具メーカーや大きなショッピングセンターなどでも定期的に講演会やセミナーが開催されることもあり、実際私も築地本願寺さんのセミナーで定期的に講師としてこういったお話をさせていただいています。

 

また書店に行けばご紹介した「エンディングノート」だけでなく、終活自体を扱った本もたくさんありますのでこれからの将来を考えるきっかけになればいいですね。
終活は簡単にいうと

 

  • 今の自分の状況を把握する
  • 将来どうしたいかを考える
  • その為にどうするかを考える

 

という単純な事です。
そしてその中で「正しい知識」「正しい価値」を知りその為に法律的なことだけでなく家の処分や動産の処分、行政の補助など色々専門家にお話を聞くなど自分のペースで進めていけばいい事です。
またこれをきっかけにご家族とお話したり友人知人ともより交流が深まったりすると嬉しい事です。

 

最後に

 

終活は「自分が健康なうちに、自分の意思をはっきりと示し、自分の残された人生をより充実させ残された人に迷惑をかけないようにする準備」であり、年を取ってからではなく今この瞬間から人生設計する事です。

 

実際に動産、不動産を処分することだけでなく、こういう時は誰に相談すればいいかということを考えておく書き残しておく、そして家族とそういった事を話し合う場を設けるだけで、将来の不安を取り除く事が出来ます。
またマイナスのイメージだけでなく前述の「やりたいこと」をリストアップしてそれに取り組んでいくことで、この先の人生がもっと華やかに夢のある物になっていきます。
私は終活カウンセラーとして、そして買取の専門家として少しでも皆様のお役に立てると幸いです。
是非皆様も「私はそんなに資産もないし関係ないわ」と思わず自分の人生を見直し、益々楽しく良い人生を送るきっかけになれば良いかと思います。

 

執筆者情報

 

名前 疋田 忠(ひきだ ただし)
会社名 有限会社 疋田 (ブランド買取MARUKA
役職 代表取締役社長
保有資格 終活カウンセラー協会 上級カウンセラー
遺品整理士
C.G.J.宝石鑑定士
宅地建物取引士

 

京都で昭和28年に創業された質舗マルカの三代目として現在ブランド買取店MARUKAを京都・東京で運営する有限会社 疋田の代表取締役社長。

自身も店頭に立ち買取をおこなうだけでなく積極的に終活・生前整理のセミナー、イベント等で講師としても活動。自社開催の講演会などもおこない積極的に「失敗しない生前整理」の啓もう活動に努めています。

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