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事故物件買取・売却

事故物件買取業者の選び方!必要知識とポイントを徹底解説

2023年5月22日

事故物件を手放したいと考えているなら、どの買取業者を選ぶかが重要です。事故物件の買取価格は、選ぶ業者によって大きな差が出ます。しかし、業者選びのポイントを理解していれば、取引の面で失敗することはありません。そもそも「事故物件とは何か」を知り、さまざまなケースから事故物件の相場などを踏まえ、よりよい条件で取引するための業者の選び方について深掘りしていきましょう。

事故物件とその市場の理解

事故物件とは、一般的に人の死が関連した物件を指します。不動産取引における「事故物件」の定義は幅広く、人が死亡した結果として生じた心理的瑕疵物件が該当します。この区分は「訳あり物件」にも含まれるため、これらの言葉の違いを理解することが重要です。

「訳あり」物件と事故物件の違い

具体的には、事故物件は、殺人、自殺、自然死などによって人が亡くなった物件を指します。一方で、「訳あり物件」は物理的瑕疵や法律的瑕疵など、物件に何かしらの欠点があるもの全般を指します。たとえば、実際に訳あり物件というワードを使われるケースでは「駅から遠く利便性が悪い」「建物が古い」「トイレや風呂場はなし」「収納スペースがまったくない」など、物件の環境に関する事項を意味していることが多い傾向があります。

事故物件市場

事故物件市場は一般的な不動産市場に比べると非常に小さいですが、一定の需要があります。その理由は、価格が他の物件に比べて割安であることや、リフォーム後に賃貸として利用できる可能性があるためです。そのため、投資家や不動産会社など、利益を求める人々が事故物件に関心を持つことがあります。

しかし、一般的には「死の事実を聞いてマイナスの感情を持つかどうか」を基準に事故物件かどうかが判断されるため、各不動産業者によって事故物件と表現する基準が異なるので注意が必要です。

なぜ事故物件の買取業者が重要なのか

「事故物件」という言葉を聞くと、多くの人は気味悪さや恐怖を感じるかもしれません。しかし、意外にもこれらの物件は一部の人にとって魅力的な存在です。前段で申し上げた通り、一番の理由は、価格が低いことがあげられます。実際、SUUMOジャーナルが2017年に400人を対象に行った調査によると、事故物件に住んだことのある人の中には「最初から事故物件を目当てに物件を探していた」という人もいます。

ここで重要になるのが、事故物件の買取業者の存在です。彼らは、事故物件という特殊な分野に深い理解を持ち、その価値を正確に評価できます。

事故物件は通常の物件よりも需要が下がるため、価格を下げて売り出さなければなりません。しかしながら、事故の種類によってその相場は大きく変動します。例えば、自然死を起因とする事故物件は通常物件よりも0.5〜1割程度安く、自殺が起きた物件は2〜3割程度殺人事件があった物件は4〜5割程度安い傾向にあります。こうした繊細な価格設定において、事故物件の買取業者はその専門知識を発揮します。

さらに、事故物件の買取業者は売り手と買い手の間に立ち、取引をスムーズに進行させる役割も果たします。売り手は物件を適切な価格で手放すことができ、買い手はコストを抑えて物件を手に入れることが可能となるのです。

事故物件の取引は通常の不動産取引とは異なり、専門的な知識を必要とします。そのため、事故物件の買取業者の役割は、公正で透明な取引を可能にすることです。それは売り手も買い手も双方にとって、より良い結果をもたらすでしょう。

信頼できる事故物件買取業者の見分け方

事故物件の買取を依頼するとき、信頼できる業者を選ぶことは極めて重要です。しかし、「どの買取業者も同じように見える」場合、どのようにして選べばよいのでしょうか?ここでは、事故物件買取業者の選び方のポイントを3つに絞って解説します。事故物件をより良い条件で取引するため、以下のポイントを参考に適切な業者選びを行いましょう。

1.買取実績で選ぶ

事故物件を取り扱った実績数が豊富な業者を選ぶことがおすすめです。事故物件の取引には特殊なノウハウが必要であり、実績数が多い業者ほどそのノウハウを持っている可能性が高いです。

業者の事故物件取り扱いの実績は公式サイトで確認することが難しい場合があります。これは、事故物件の取り扱いを公にすることで企業イメージを悪化させることを恐れているためです。そのような場合、物件買取の全体数が多い業者に直接問い合わせてみるとよいでしょう。

実績数だけでなく、任意売却や空き家活用の実績も重視すると良いです。これらの実績を持つ業者は、あまり条件のよくない物件でも良い形で販売するノウハウを持っている可能性があります。

2.サポート力で選ぶ

事故物件の取り扱いに慣れた業者は、他の業者と比べてサポート力が格段に高いです。サポート力の高い業者を選ぶと、「清掃をどの業者に頼むのか」「ゴミはどう片付けるのか」などの手間に振り回されることなく、買取プロセスを進められます。

事故物件の場合は、特殊な清掃やクリーニングが必要になることが多いため、充実したサポート内容がある業者を選びましょう。クリーニングやゴミの片付け、リフォームなど、物件の買取から売り出しまでの全ての工程をサポートしてくれる業者を選ぶと、大きな負担を避けられるでしょう。

3.ノウハウの共有

ノウハウを共有してくれる業者を選ぶことも重要です。具体的な買取までの手続きや、より良い条件で買取するためのアドバイスなど、業者が持つノウハウを共有してくれる業者を選ぶと、事故物件の買取を依頼して後悔することはありません。

良い不動産業者は、買取価格の相場を教えてくれます。事故物件の相場よりも高く買い取ってくれるケースもあります。また、物件をより高く売るためのアドバイス、例えば「いったん更地にして、コインパーキングにしたほうがよい」などの提案もしてくれることでしょう。

テレビCMなどで見かける大手不動産会社に事故物件を買取してもらうことはできますが、事故物件の取り扱いに慣れておらず、適正価格での買取が難しいことも多いです。それに対して、事故物件の取り扱いにノウハウのある不動産業者に査定を頼むと、事故物件の相場よりも大きく下回ることは少ないでしょう。

適切な事故物件買取業者を選ぶためには、以上の3つのポイントを覚えておくと良いでしょう。選び方次第で、買取価格やサポート内容に大きな差が出ることもあります。事故物件買取業者の選び方をしっかり理解し、最適な業者を見つけるための第一歩を踏み出しましょう。

事故物件買取の流れと注意点

事故物件の買取には独特の流れがあります。その流れと注意点をしっかり理解して、スムーズな取引を目指しましょう。

事故物件買取のステップ

1.事故物件買取業者の選択

最初の一歩は、信頼できる事故物件買取業者の選択です。事故物件を最大限に評価してくれる業者を見つけることが重要です。特に、弁護士やリフォーム業者とのつながりを持つ事故物件買取業者は、事故物件をより高く売るノウハウが身についている可能性が高いです。このような点を考慮して業者を選ぶと良いでしょう。

2.買取り査定の依頼

選択した業者に連絡を取り、事故物件の買取り査定を依頼します。このときに「事故になった経緯」「事故物件の物理的な状態」「事故物件の間取り・築年数」を具体的に伝えるようにします。具体的な情報を提供することで、正確な査定結果を得られるでしょう。

3.売買契約の締結

業者から提示された査定金額や条件に納得できれば、売買契約を締結します。契約書に署名・捺印をする前に、契約に関する詳細説明を受けることが大切です。

4.必要書類の準備

事故物件の所有権を証明する書類など、売買契約に必要な書類を準備します。不明な点があれば不動産業者に確認しましょう。

5.所有権の移転と買取代金の支払い

売買契約が済むと、事故物件の所有権が買取業者に移ります。その後、買取代金が支払われ、売買契約は完了します。

この買取の流れを理解し、事故物件買取業者との取引を進めることで、スムーズな買取を実現できます。どんな事故物件でも適切な買取価格を提示してくれる事故物件買取業者を選び、無事に買取を終えることを目指しましょう。

まとめ:事故物件買取業者選びのポイント


あなたが事故物件の所有者で、その処分に頭を悩ませているとしたら、心配はいりません。確かに、事故物件は特殊な存在ですが、適切な取り扱いを知ることで、しっかりと買取してもらえる道があります。

その一番のポイントは、信頼できる事故物件買取業者を見つけることです。業者選びを誤ってしまうと、その結果、あなたの大切な物件が想像以上に低い価格で売られてしまうこともあります。あなたの物件は素晴らしい立地条件を持っているかもしれませんよね。それなのに、「事故物件だから」と諦めて、適正価格を下回る査定を受け入れてしまう必要はないのです。

理想的な事故物件買取業者は、豊富な経験と専門的な知識を持ち、事故物件という特殊な状況を理解し、尊重してくれる存在です。そんな業者を見つけることができれば、物件の潜在的な価値を引き出し、適正な価格で買取してもらうことが可能となるのです。

とはいえ、事前に知識を持っておくことも重要です。業者選びを成功させるためにも、まずは自分自身が知識をつけることから対策を始めましょう。

この記事の監修

宅地建物取引士・相続診断士 有馬まどか

事故物件や再建築不可物件といった、ワケアリ物件を専門に取り扱っているマークス不動産株式会社の経営企画室室長。
近年では「相続」が「争族」にならない為のアドバイスを行なっており、NHKクローズアップ現代、他TV、WEBメディアなど多くのメディアへの出演歴を持つ。

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